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2013-02-11
音声処理のツールキット SPTK を使ってみた
音響や楽典は、何度やりかけても入り口で挫折する。
よほど向いてないんじゃないかと思う。
それで今度もわからないままだが、SPTKSoX をインストールしてある。

こちらの記事を参考に、SPTK にさわってみた。
- SPTKの使い方 (1) インストール・波形描画・音声再生 - 人工知能に関する断創録

トラブルの嵐だった。
上の記事がおかしいとかではない。
パソコンが理解できてないのに、こんなものに触るのは無謀ではないか、と。

まず、SPTK のパッケージに入っているオーディオデータ data.short の観察から。
dmp +s data.short | less
gwave +s data.short | xgr

この2つのコマンドのうち最初のダンプはできたが、2つめのコマンドによる波形の描画ができなかった。
最初は gwave コマンドが既存の gwave コマンドとバッティング。これは解消したが、次は xgr が機能しない。
どうやら X Window が関係しているらしいので、X についても皆目わからないまま関連パッケージのインストールやら設定やらやったが解決せず、翌日パソコンにログインできないというトラブルになった()。
ログイン不能を解消して、xgr の代替コマンドをいくつか試したがどれも動かず。ふたたびログイン不能に。

最終的に R (これもわかってない)を使った。
dmp コマンドで出力したデータを R で整形した結果が次の画像。2日がかりでたどりついた。



xgr は SPTK が提供している120個ほどのコマンドのうち、唯一 X Window のライブラリを利用しているものという。
「唯一」のところで引っかかってしまったのが暗示的。先が思いやられる。

() 厳密にはログインできなかったのではなく、いったんログインしてすぐ追い出されてしまったらしい。
解決方法は「ubuntu ログインできない」で検索するとすぐみつかった。
いちおうここにも書いておきます。
1. ログイン画面で Ctrl+Alt+F1 キーを押して、端末画面を出す。
2. 普段のログインに使っているログイン名とパスワードでログインする。
3. ユーザーのホームにある「.Xauthority」を削除する(端末で rm ~/.Xauthority と入力)。
4. Ctrl+Alt+F7 キーを押して、GUI 画面にもどる。