to top page
2012-04-05
スプートニクの夢
こんな感じの丸いものが、野原に落ちている。


- Sputnik - Wikipedia, the free encyclopedia

フロックコートを着た研究者が取り囲んでいる。
棒きれでつついている者もいる。
「危ないから、よせ」
と一人が言う。
「ガスタンクを凝縮したようなものだ」
と別の誰か。
「いや、世間を凝縮したものではないか」
「いや、世間そのものだよ。喩えではない。実物なのだ」
「だったら、爆発するな」
世間のことは触らずにおこう。
だんだん、そんな空気になってゆく。

[追記] イメージ化してみた。


これを作りながら思ったこと。
絵を描くときは、構図とかアイテムとか色調とか、その通りには実現しないにしても、また漠然としたものであるにしても、設計図を持って作業にかかれるのに、作曲のとき設計図を持てないのはなぜか。
自分だけの特殊事情か、他の人もそうなのか。
経験の違いだろうか。小学校、中学校に図工の授業はあったが、作曲の授業はなかった。