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2008-12-20
ジュラシックモーニング
ついにみつけた
何を
詩の書き方を

一つの書き方に過ぎないんですが、
強力です。
これから試すところですが、
まちがいなく強力なはずだから、
手法の独り占めはしない。



まず前提として、

詩はくだらない方がいい

というのがあります。
あまり立派なのはいけないわけです。
人間の哀歓を歌ったりしちゃいけません。
結果として歌えちゃうのはしかたないですねどね、
はじめから狙うのは嫌らしい。
詩はなるべく意味のないのがいい。
最上は、あとに不思議が残るのがいいと思いますが、
そんな狙いもまず捨てましょう。
不思議や理不尽やぶっ壊れが残るかどうかは
運次第。

で、絵を一枚持ってきます。
わたしは毎朝ネットめぐりをするので、
画像の一枚くらいはすぐみつかります。
ネットめぐりをしない人は
画集か絵本でも見てください。
雑誌や新聞でも、たぶんいいです。
で、適当な絵を一枚
これから詩を書こうとするスペース(ノートとかブログの編集ページとか)のいちばん上に貼り付けます。いちばん上でなくてもいいけど。

というわけで、実行です。ネットをまわって絵を探して、いくつか取ってきましたが、これが行けそう。



では、さっそく作ってみましょう。

おお、ジュラシックな夜明け
おお、ジュラシックな夜明け
運転手さん、危ないよ
ジュラシックが狙ってる

おお、ジュラシックな夜明け
おお、ジュラシックな夜明け
運転手さん、食われちゃうよ
ジュラシックが三匹と
ジュラシックの影が三匹

エンジン室に群れ飛ぶトンボ
コックピットは、イチョウ、ソテツの花ざかり
バスルームで騒ぐ始祖鳥

おお、ジュラシックな夜明け
おお、ジュラシックな夜明け
あなたは眠いですか
わたしは眠くないです

はい、できました。
ばかばかしくていいですね。
で、大事なことがあります。
今までも写真やイラストに刺激され書いた詩はあるのですが、
今度みつけた大事なこととは、
書き終えたら、発想の元になった絵を捨てること。
そうすると、詩がまた一段階意味不明になって、
哀歓なんかもきれいに消えて(はじめからないけど)、
楽しいだけの詩が残ります。