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G20 で見る最新世界政治地図
![]() - yanoakiko ■露仏枢軸 ロシアがグルジアの首都トビリシの占領を企てていた今年8月のこと。 「今日の覚書、集めてみました」 によると、 緊急会談のためモスクワに飛んだフランスのサルコジ大統領とプーチン首相のあいだでこんな会話があったという。 「サーカシヴィリ (グルジア大統領) を金玉で吊るしてやる」 とプーチン。 「吊るすの?」 とサルコジ。 「吊るしちゃ悪いか」 とプーチン。 「アメリカ人だってサダム・フセインを吊るしたぜ」 「じゃあ、あんたもブッシュみたいになりたいわけ?」 「それもそうだな」 このやりとりのおかげで、 プーチンはグルジアへの全面攻勢を思い留まったとかで、 プーチンとサルコジ、 なかなか気が合うみたいです。 「いつまでもアメリカにでかい顔はさせておかない。 これからは俺たちで仕切ろうぜ」 そんな感じだろうか。 というわけで露仏枢軸の行方が注目されるなか、 金融サミット G20 を前にサルコジとロシアのメドヴェージェフ大統領は、 ニースで会談を持った。 隠れた主役は、 サルコジ大統領だったと衆目日本のメディアも認めている。 ドルに変わる基軸通貨体制を打ち出した彼は、 G20前にロシアのメドヴェージェフ大統領と 「融和的」 とも見える首脳会談をフランスのニースで開催している。 ロシアと大陸ヨーロッパの 「ユーラシア同盟」 が出来上がったのかも知れない。 ブッシュをG20サミットの議長国に祭り上げたのは、 EU議長のサルコジと欧州委員長のバローゾ委員長だ。 二人はブッシュを取り囲んで、 記者発表に連れて行った。 そういう写真があった。 - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 : サミット閉幕後のブッシュ大統領会見は記者質問もなかった ユーラシア同盟がありうるわけで、 EU としては資源大国のロシアと結ぶことで対アメリカの発言力が増し、 ロシアにとっても旧共産圏へのアメリカの進出を食い止めることにつながる。 というわけで、 世界政治におけるロシアの重みが復活しつつある今日このごろですが、 G20 ではメドヴェージェフ個人も存在感を示した。 ■ラブラブ メドヴェージェフ 今回の G20 の象徴的トピックは、 メドヴェージェフがアルゼンチンのフェルナンデス大統領とラブラブになっちゃったこと。 旅先で男女が恋に落ちるってよくありますよね。 1日目はメドヴェージェフの一方的アプローチだったらしいが、 2日目はフェルナンデスも受けて、 くっつきぱなしだったという。 ![]() 今回のG20サミットの最大の成果だが、 どうやら、 フェルナンデスとメドベージェフが男と女の友好関係になってしまったようだ。 11/14のホワイトハウスの歓迎晩餐会で、 フェルナンデスの隣に座ったメドベージェフが、 まるで金融危機など眼中にないかのように、 熱い視線でフェルナンデスを見つめている。 フェルナンデスも最初は当惑したようだが、 そこはやはり女。 若い男からのプロポーズを受けて悪い気はしない。 55歳。 大人の熟女の妖艶な魅力で、 13歳年下のメドベージェフを虜にしてしまった。 次の日の首脳会議後の様子を見るとよく分かる。 フェルナンデスはメドベージェフの横にぴったりくっつき、 嬉しそうに右手をメドベージェフのに左腕に寄せている。 メドベージェフはフェルナンデスから離れようとせず、 二人は写真撮影でも仲良く横に並んでいる。 - 世に倦む日日 : アダルトなG20サミット - 10兆円は戻らず、危機は実体経済へ 南半球の皆さんごめんなさいというような話だが、 これまでの世界は横方向 (東西方向) の関係を見ていればだいたい把握できた。 たとえば日米関係とか、 日本と中国・韓国とか、 東欧と西欧とか、 ヨーロッパとアメリカとか。 これに対して、 最近の露仏の接近やメドベージェフのラブラブとかは、 横方向の関係に対してロシアが打ち込んだ縦方向のクサビではないか。 じゃあ、 日本が重視する日米関係はどうなるかと心配の向きも多いでしょうが、 麻生首相がやってくれました。 ■日米旧軸 プライドがあれば定額給付金は辞退するだろう、 おれもプライドがあるから12,000円は受け取らないよと表明した麻生だが、 かわりに10兆円持ち出してアメリカに貢いじゃいました。 名目的には IMF への拠出だが、 このカネが返ってくることはないだろう。 さすがお坊ちゃん、 鷹揚なもんです。 で、 どうなったかというと、 とりあえず IMF にカネが入ったため、 IMF 改革の論議などは立ち消え、 めでたしめでたしの G20 となりました。 ブッシュを議長に祭り上げておいて、 衆目の中で譲歩を迫るというのがロシアやフランスの描いたシナリオだったろうが、 残念でしたね。 メドベージェフにとっては思い出深いサミットだったとしても。 -category 政治、 経済、 国際 [08-11-18]
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