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分身ロボットのすすめ
昨日ははてな社長、 一昨日はカナダのプログラマー氏、 とテレイグジスタンス風の話題が続いたが、 本人の代理あるいは分身としてのロボットというのは、 かなり有効な開発コンセプトではないか。 忙しすぎる人、 遠距離な人、 不精な人、 人見知りする人、 誰かおれの代わりに出社してくれないか、 会議に出てくれないか、 そんな人たちやそんな需要はいくらでも考えられる。 しかも、 ロボットに高度な自律性を持たせるより、 開発コストはずっと小さい。 にもかかわらず、 周囲の人間は代理人ロボットに対して、 親しみを感じやすいだろう。 実際、 カナダのプログラマー氏の分身なども、 同僚から本人並みに遇されているらしい。 人とロボットの混在する社会も、 この辺から加速するのではないか。こうしたアプローチは、 家事、 育児、 介護といったヒューマンなファクターの大きい分野ほど効果的だろう。 最近も、 家事ロボットに関してこんなブログ記事があった。 - Tech Mom from Silicon Valley - 家事ロボットの愚 家事は非定型の判断業務が大半を占め、 力仕事や定型単純作業は、 便利な家電のおかげですでに比率が小さい。 だから、 ロボットにやってもらうことは少なく、 従って高いお金を出して買う気にはならない。 - 雑種路線でいこう - ロボットにもグーグル的な割り切りを Google で検索してもドンぴしゃの回答が帰ってくる訳ではないが、 人が情報を探す手間を大幅に減らしてくれる。 ロボットも同様で、 家事そのものをロボットができるようになるのは難しいが、 家事に使う時間を減らして可処分時間を増やすツールを考えれば、まだまだ山ほどアイデアが出てきそうだ。 (…) ロボットに介護されたいひとはいないだろうが、 ひとがパワードスーツを着れば小さな負担で介助できる。 そっちの方が遙かに心理的障壁は低いし現実的だ。 上の 「家事ロボットの愚」 によれば、 日本では家事・介護用ロボットの開発に国家予算がつぎ込まれているとのことで、 ばかなことに予算を使わないでくれというのが同エントリーの趣旨。 たしかにその通りで、 人間の得意な作業をロボットにやらせるのは、 アカデミックなプロジェクトとしては面白いだろうが、 現実的プロジェクトとしては方向が逆。 人間が苦手とする作業をロボットに代わってもらうほうがコスト効率は高いにきまっていて、 自律的に家事や介護をこなすロボットより、 テレイグジスタンスが近道ではないか。 たとえば、 育児ロボットを開発するより、 親の分身ロボットを作るほうがたやすい。 子供を置いて外出するときは、 出掛けに分身ロボットのスイッチを入れておく。 必要ならば、 リモートコントロールで世話をしたり、 対話できる。 そういうロボットがあれば、 自立型の育児ロボットにまかせるより、 親も子供も安心感は高いだろう。 人間には苦手、 というより不可能だった分身の術だが、 ロボットを援用すれば人間も分身できる。 関連記事。 - joh's filer: 本人のかわりに出勤してくれるロボット - joh's filer: はてな社長もテレイグジスタンス - joh's filer: iRobot が家庭用テレイグジスタンスロボットを発表 -category ロボット、 テレイグジスタンス [07-09-27]
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