脳はおぼえるために夢を見る
ネズミも夢を見る。 夢の中で、 起きているあいだに行った場所をふたたび訪れているのだという。 以下は、 池谷裕二 『記憶力を強くする ―― 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方』 より、 アメリカの心理学者が94年に発表した見解の紹介。 「場所ニューロン」 というのは、 短期記憶を司る脳内の部位・海馬 (かいば) にあって、 場所情報を記憶する神経細胞のこと。マックノートンは、 ネズミの場所ニューロンを記録していて興味深い事実に気づきました。 それは、 起きている間に活動した場所ニューロンは、 その後、 レム睡眠のときにふたたび活動を始めるということです。 つまり、 ネズミは眠りながら、 つい先ほど起きていたときに訪れた場所を思い出しているのです。 これはまさに 「夢」 です。 ネズミが夢を見るということも驚きですが、 それ以上の驚くべき事実は、 夢が昼間あったことを思いおこすという行為であったという点です。 最近経験したことを夢の中で再生しているのです。 そして、 夢を使って過去の記憶を反芻 (はんすう) しているのです。
現在の脳科学の見解によれば、 夢は脳の情報を整え、 記憶を強化するために必須な過程であるとされています。
現在の脳科学の見解によれば、 夢は脳の情報を整え、 記憶を強化するために必須な過程であるとされています。
-category 夢、 睡眠、 脳
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[07-09-24]