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二足歩行はエネルギー効率が高い


人間並みの歩行速度を実現した二足歩行ロボット Ronbot のことは、 先日の記事 「ロボットが解く二足歩行の謎」 で紹介したが、 このロボットの2本の足は駆動装置によって常時コントロールされているわけではなく、 いわば勝手に、 ひとりでに、 前に進むように設計されている。 Ronbot のエネルギー効率の良さは、 逆に人間の二足歩行のエネルギー効率の高さを証明する傍証にもなるが、 実際にヒトとサルと使って二足歩行の効率を確かめた実験の結果を、 アメリカの研究チームが発表した。

- asahi.com: 省エネだから2足歩行? 米研究者ら酸素消費量調べ推論 - サイエンス
- ABC News: Why Do We Have Two Legs?

研究を行ったのはアリゾナ大学などのチーム。 チンパンジーと人間をトレッドミル (ランニングマシン) で歩かせて、 体重1キロ当たりの酸素消費量を計測したところ、 人間の消費量はチンパンジーの四足歩行に比べて4分の1に過ぎず、 人間の二足歩行の優位が証明された。

チンパンジー同士では結果が分かれた。 実験に使った5匹のうち、 若い3匹 (6~19歳) は四足歩行のほうが3割ほど消費量が少なく、 27歳のメスはほぼ同じ、 最高齢33歳のメスは逆に二足歩行のほうが4割以上少なかった。 33歳のメスは、 歩幅が大きく、 二足と四足で膝や股関節の使い方が同じ、 などの特徴があった。 この年長のチンパンジーが学習によって身に付けたと思われるエネルギー効率の良さを、 ヒトは進化によって身に付けたと考えられる。 研究チームのリーダー David Raichlen 助教授がメディアに語ったところでは、 次の課題は化石人類の骨格の推移を調べることだが、 すでに初期の人類において、 後肢が長くなるなどエネルギー効率の向上につながる変化が認められるという。

-category 二足歩行ロボット
[07-07-18]
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