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軍事ロボットのテスト中に怒りを爆発させた陸軍大佐

- ナナフシ - Wikipedia

地雷を探して除去するには、 それを踏んでみるのが手っ取り早い。 ただし人間がそれをするわけにはいかないから、 代わりにロボットにやってもらう。 3月の記事 「米軍がイラクにロボットを大量投入」 でも紹介したが、 軍用ロボットの中でもこの分野は現在最も需要が多く、 開発も進んでいる。

トイロボットの RobosapienRoboReptile で知られる Mark Tilden 氏も地雷探査ロボットの開発にかかわった一人だが、 これについて今月はじめの 「ワシントンポスト」 があるエピソードを伝えている。 Tilden 氏がロスアラモス国立研究所で開発した地雷探査ロボットは、 昆虫のナナフシ (上写真) に似た長い肢体を持ち、 地雷で足を吹き飛ばされると、 残った足で態勢を立て直して探査を継続する。 アリゾナの実験場で行われたデモンストレーションでのこと、 Tilden 氏のロボットは予定通り任務を遂行しながら、 つまり足を吹き飛ばされながら、 地雷原を前進し、 残りの足が1本になってもさらに前進しようとした。 この素晴らしい成功に Tilden 氏は興奮状態 (ecstatic) だったと記事は言う。 ところが、 実地訓練を指揮していた陸軍大佐は、 このとき烈火のごとく怒り出して、 テストの中止を命じた。 「なぜ? 何かまずかったですか」 と Tilden 氏。 これに対して大佐は 「非人間的だ」 と非難した。 焼け焦げ、 足を吹き飛ばされて、 なおも残った1本の足で自身を引きずり進もうとするロボットの哀れさに、 大佐は耐えられなかったに違いないと記事は書いている。

バーチャルなフィールドで研究や開発に専念できる者と、 戦闘の現場で人間の死に立ち会わなければならない者の感性の違いだろうか。

-category ロボット軍事
[07-05-20]
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