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電子書籍が印刷を超える日 (2) 検討のためのファクター
電子書籍の成否、 あるいは電子書籍が書籍流通の主流となる時期を予測するためのファクター。

  • コンテンツ
    どれほどの質と量が確保されれば、 ユーザーが動き出すか。 その質と量を実現するために、 何が必要か。
  • 表示端末
    前項で書いたように、 印刷物というデバイスは、 高度に洗練されたインターフェースを持ち、 われわれの生活に深く浸透している。 印刷物に匹敵する扱いやすさと持つよろこびを兼ね備えた読書端末は、 どうのように登場するか。 あるいは、 すでに登場しているのか。 iPod のように、 特定の機種やブランドによって一気に市場が開けるのか。 それとも、 複数の機種・ブランドが競合しつつ開けて行くのか。
  • 配信システム
    コンテンツの質と量、 採算性、 決済方式、 著作権処理、 使いやすいインターフェース、 その他の条件を備えたシステムを、 誰が開発するか。 グーグル、 アマゾン、 ヤフー、 マイクロソフトのようなビッグプレーヤーか。 それともアップルのような二番手か。 あるいはウェブ関連のベンチャー企業。 あるいは、 国会図書館のような公共機関、 青空文庫のような非営利団体、 電機メーカー、 既存出版社、 印刷会社、 その他。
  • ビジネスモデル
    本や雑誌のコンテンツを電子配信することで、 どんな (採算可能な) ビジネスが成り立つか。 出版社 → 取次ぎ → 書店という既存のビジネスは、 どうなるか。 あるいは、 既存のビジネスの側からの抵抗。
  • 世代
    デジタル端末を使いこなせない、 あるいは使いたくない層が厚いうちは、 電子書籍は主流になれない。 現在の中高年層がさらに老齢化し、 子供のときからデジタル機器に親しんだ層が社会の中心を占めるにしたがって、 事態は変わる。 比較的計算しやすいファクターか。

-category 電子ディスプレイ
[06-04-16]
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